​Profile

ライフコーチになるルーツは、高校時代に

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「子どもの役目は彼・彼女自身の人生を生きることであり、心配性な親がこんなふうに生きるべきと考えた人生や、教育者の目的にかなった人生を生きることではない。」これは、イギリスの最も古い自由学校「サマーヒル・スクール」創設者Alexander Sutherland Neillの言葉です。

私は高校生の時に彼の信念に惹かれ、人がその人らしい、その人自身の人生を生きられるお手伝いがしたいと熱望、できるだけ人生の最初に関わりたく、幼稚園教諭免許と保育士資格を取得しました。

 

しかし、現実には少子化を背景にした園の生き残りのため、子供の個性を大切にして可能性を伸ばす事よりも、算数や楽器など、できるようになる事を増やす事を大切にする傾向にあり、働きたい所が見つかりませんでした。そこで進路を180度転換、広告代理店に勤務。

 

「300年ぐらい前に住んでいたような気持ち。もう一度住みたい。」研修で始めてNYを訪れた時、そう感じました。この思いが7年経っても募る一方、心から離れません。そして一大決心。英語も話せない、何の生活の保証もないニューヨークに、一年間留学の予定で移住、それから15年以上今もニューヨークに住んでいます。

 

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夢のNY生活 国際結婚と離婚

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ニューヨークに暮らす夢を実現して英語学校や大学のESLで英語を勉強、他の国から来ている友人達との出会い、結婚することになる人との出会い、夢は諦めなければ叶うものだと実感した日々でした。ニューヨーク以外に住んだ場所はオハイオ、カリフォルニア、そして6週間かけて旅したアメリカ横断も貴重な体験でした。

 

NYでは様々な仕事を体験してきました。NPOでは、ニューヨーク在住日本人の方々向けのカルチャー講座の企画・運営、日系不動産会社では日本からアメリカに駐在でいらした方々への入退去サポート、そして日系IT企業でマーケティング、広告、営業サポートも行いました。

 

プライベートでは、アメリカで国際結婚と離婚を経験。アメリカのファミリーや文化ほか国際結婚をしたからこそ、体験できた様々な事や出会いに感謝しています。そして離婚により、ボロボロになった心と身体を友人達や家族に支えられて、なんとか立ち上がった時に「やりたかったけど、結婚していた11年の間に挑戦出来なかった事は何だろう？」と自分に問いかけてみたところ、出てきた答えがコーチングを学ぶ事でした。正直、だいぶ大人になってからアメリカに移住し、日系の会社で日本語で仕事していたので、日常会話ならいいのですが、英語で学ぶ、英語でコーチングするのは、大変な挑戦でした。

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コーチングが気づかせてくれた大切な事

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コーチングを学んで、私は「今まで”本当の意味”で、どれだけ自分を大切に扱ってこなかったのか」という事に気が付きました。幼少期の辛い体験もあり、自分は実際にはあまり価値のない、欠けた存在であると信じ、価値のある存在になるためには、努力して人に認められなければと思って生きてきました。

 

Co-Active Coachingの人間観は「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」です。この「人の可能性に対する揺るぎもない信頼」は、高校生の時に感銘を受けたサマーヒル・スクール創設者 Neillの信念を思い起こさせました。そして「人がその人自身の人生を、その人らしく、思いきり生きられるお手伝い」をしたいと熱望した時の熱い思いが蘇ってきました。その熱い思いを私が生まれてきた使命として、ライフコーチとして、できる限り果たしていきたいと今思っています。高校生から今までだいぶ遠回りしましたが、何事も理由があって起こるとすれば、その使命を果たすのに必要な様々な体験を、私がする必要があったのだと考えています。